字幕とは何か

字幕は、音声で伝えられるメッセージの理解を助けるために文字に起こされたテキストのことです。国内での言語字幕と二カ国間の言語翻訳字幕の2種類に区分することができます。つまり言語と字幕の言語が同じ(日本語→日本語)か、違う(日本語→英語)かの区分です。

通常考えられているのとは逆に、字幕は単純な話し言葉の移行ではありません。それは文章コードを多分に盛り込んだ一つの作品と言うことができます。そこでは多くの要点を押さえなければなりません。空間的制限、話し言葉のリズム、テキストの書き手の文体などなど。統語論、語彙の観点から見た変更を加え、場合によっては文字数を減らすことも必要です。良い字幕と悪い字幕の差は歴然とあらわれます。

聴覚障害者用字幕の場合では、この作業により注意が必要です。もちろんその注意は、未成年に向けられた映画にも必要です。

「文字は残る」というのが優秀な字幕翻訳家のモットーとなるラテン語の格言です。書かれたテキストは、発せられた言葉よりも、ずっと強い衝撃を与えます。(例えば悪口などでもそうです)。字幕翻訳家はそのため、これらの要点を考慮しつつ、オリジナルテキストの意味を変えることなく、伝えなければなりません。

我々INTERTITULAはこの字幕作業に絶対の自信を持っています。明確な語彙の選択、首尾一貫した形態。そしてなんといっても句読点への丁寧な配慮。それは文法の二次的要素と思われがちですが、文章テキストを理解する上では、欠かすことができない重要性を秘めています。